流浪の社会人
私は何故か金沢にいる。
故郷は猿が出るような田舎で、
「田舎から出たい出たい」
と思いながら、中学、高校と順調に建物のより多い地域へと進出を果たしてきた。
そして遂に大学では東京砂漠進出を果たし、就職後は都会の荒波に飲まれ、人混みに流されて卒業写真のあの人に叱られながら(cf.卒業写真/作詞作曲:松任谷由実)、東京という土地で骨を埋める筈だった。
しかし。
しかしだ。
今私は何故か北陸は小京都と呼ばれる金沢にいる。
都会の荒波に揉まれようとしたら、どうやら揉まれすぎて吹っ飛んでしまったらしく、金沢という土地で社会人としてこき使われている悠々と分筆をしながら暮らしている。
この土地は北陸新幹線開通以来ちょっと調子に乗っており大変栄えており、金沢を中心として、周辺の野々市市、白山市なども便乗して活気づいてきている。
今乗りに乗っているこの金沢という土地には、他都道府県民にとっては不可思議なことや、不可思議な場所、記さずを得ない諸々が沢山ある。
ということで、ブログなんて高校の時以来8年ぶりにするが、金沢での暮らしの意味不明な所や逆にとっても素敵なところなど、駄目OLの日常と共に時折紹介していけたらと思う。